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せんせいしょん「Japonism Vol.1」

 こんばんは。

 せんせいしょんの新アルバムが発売されていたので告知を。

・Discography Japonesia Vol.1
 http://homepage3.nifty.com/sensation52/discography.html

 公式サイトで視聴もできます。
 ダウンロード専売ということでCD派な自分は少し残念ですが、amazonで買ったら
5曲で300円とか激安(本当は1枚分500円でしたが、少し割引されてました)。
これがダウンロード品のメリットなんだろうな…。

 内容は、前作に比べるとロック色が強くなった印象があります。
それでもメロディーにベースにと要所を抑えたシンセサイザーの
使い方は非常に心地よく、現代音楽と和楽器が渾然一体となった
サウンドは待ち望んだせんせいしょんの音楽に間違いありません。
2曲目の「風神」とか、和楽器主体でこんな重厚な音が出せるのかと
驚かされる名曲です。
 前作の「みみずく」のようなテクノポップ全開曲が
なくて残念ですが、まだVol.1ということで今後も期待しています。
缶ジュース3本我慢してでも聴いて頂きたい作品です。

 …勝手に話を進めてきましたが、そもそも「せんせいしょん」とは
どんなバンドなのか、ご存じない方も多いと思いますので紹介を。

 せんせいしょんは、2004年に亡くなられたインストゥルメントバンド・姫神の
星吉昭氏を偲び、音楽で追悼するために再結成したバンドです。
 もともと、姫神は1980年に結成された姫神せんせいしょんが元になっており、
姫神せんせいしょん解散後に星氏のソロユニットとして姫神が活動開始しました。
 姫神と言うと「神々の詩」の荘厳かつダイナミックな印象が
強いと思うのですが、初期の姫神せんせいしょん時代はラウンジ感と
オリエンタル色が強いアナログテクノといった曲が印象的です。
ポップ色の強い街道モノといえばいいのでしょうか。そのまんまな
タイトルの「奥の細道」というアルバムがあります。
 そして、そこに収録されてる「Gun-Do」という曲の出来が
あんまりにもすばらしく、YMOのテクノポリスを5割増胡散臭くした
テクノポップという、腰が砕けるメロディが強烈な作品です。
ちなみに、Gun-Doの由来は岩手県の岩洞湖(冬のワカサギ釣りで有名)らしいです。
実際に聞けば分かる。

・Gun-Doが使われてたパソコンサンデーのOP動画
http://jp.youtube.com/watch?v=7c7s8EjciNw

 他の楽曲は正直イージーリスニングなので、姫神せんせいしょん≒Gun-Do
という変な固定観念が出来上がってしまったのですが、さて再結成した
せんせいしょんのアルバム「桃源郷」がどんな出来だったといいますと…
ホント、10年に一度出るかでないかというぐらいの傑作。これは本当に
衝撃でした。

 姫神のような大地礼賛、自然信仰のテーマを損なわなず、加えてジャズや
現代音楽のアプローチで作られた楽曲の他、王道テクノポップな曲も収録されており、
楽曲バラエティはかなり豊富です。
 特にGun-Doを彷彿とさせる「みみずく」、最もせんせいしょんらしいオリジナル色
溢れた「夏祭り」はホントに名曲。

・せんせいしょん「夏まつり」. ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=fCpw-UHsgNU

 ライブもいいけど、スタジオ版もかなりオススメ。

 個人的に好きなのは、このCDを再生しながら岩手の道をドライブすること。
山々の原風景も相まって部屋よりよく聴こえます(笑)。岩手に旅行される際は
是非お供にどうぞ。

桃源郷桃源郷
(2008/01/23)
せんせいしょん

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こんにちは。
自己紹介

霜月便り(K1120、霜月廿日)

Author:霜月便り(K1120、霜月廿日)
21世紀の同人プログレ
同人音楽プログレ盤ディスクガイド発売中。
BOOTHもしくは委託ショップにて
公式サイト
https://novemberletter1120.wixsite.com/mysite/21st-douzin-prog-works1


K1120(代表):
絵描き志望。
プログレッシブロックを
糧になんとか生きてる
隠れオタク。
霜月廿日(副):
物書き志望。岩手在住。
多忙につき不在気味。
好きな作家は蕪木統文。

同人サークル「霜月便り」
プログレ布教サークル。
東方やMLP漫画や
同人音楽のプログレ
作品紹介、委託頒布。

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