黄泉堂/翡翠(月読レコード)(通販サイトで買える同人プログレ 第5回)
こんにちは。
前回から引き続き、月読レコードのアルバムを
紹介したいと思います。
・黄泉堂/翡翠(月読レコード)
イタリアのプログレッシブ・ロックの一つに、
イタリアン・ヘヴィ・シンフォニック・プログレという
カテゴライズがあります。
具体的にはムゼオ・ローゼンバッハやチェルベッロに
代表される、重苦しく暗鬱で、凶暴的にアグレッシブな
プログレサウンドが特徴な作品を指しますが、不思議なことに
別の国名を頭に付けたジャンル名はあまり聴いたことがありません
(アメリカン・ヘヴィ・シンフォニック・プログレとか)。
イギリスや東欧などヨーロッパの様々な文化の通り道となった
イタリアならではの、独自に発展を遂げたジャンルと言っても
いいかもしれません。
では日本のプログレに同様な音楽はあるかと考えると、自分は
この黄泉堂を挙げたいです。
本作は月読レコード主催・翡翠氏のソロアルバムとなっています。
和風プログレというアプローチは変わりませんが、全編が暗く湿った
凶暴的な作品に仕上がっており、他の月読レコード作品と比べても
異色です。
(下記の動画2曲目が紹介PVです)。
不穏なピアノの調べに翡翠氏のカウンターテナーの歌声が混ざる
怪しい旋律から始まる導入は、冒頭から聴く物を別の世界に誘う
危うい魅力があります。
獲物を狙う蛇の動きでうねるシンセベースに、気高くもどこか
哀しさを秘めたメロディを奏でる笛の音が絡む2曲目、
ピアノ・ドラム・ベースが応酬しあう現代音楽風なインプロビゼイションの
3曲目は、どれも暗い穴倉の底から響いてくるような粛々とした
狂気に満ち、途切れることの無い緊張感が続きます。
終曲の④は圧巻で、今までの緊張感が一気に爆発したような
荘厳な響きに。
数百年に一度の祭事のような、集団による祝詞とお囃子のような
和楽器・鐘の音、そこにメロトロンやオルガンロックの異質な
音色が重なり合って紡がれていく世界は、呪術めいた禍々しさをもって
聴く人間を圧倒します。
日本伝統古楽の土着的な力強さとロックを融合させた、
和風ヘヴィ・シンフォニック・ロックの傑作です。
ちなみに、公式HPでは在庫なしとなっていますので(2013年現在)、」、
お求めの際は楽天ショップその他を活用下さい。
前回から引き続き、月読レコードのアルバムを
紹介したいと思います。
・黄泉堂/翡翠(月読レコード)
イタリアのプログレッシブ・ロックの一つに、
イタリアン・ヘヴィ・シンフォニック・プログレという
カテゴライズがあります。
具体的にはムゼオ・ローゼンバッハやチェルベッロに
代表される、重苦しく暗鬱で、凶暴的にアグレッシブな
プログレサウンドが特徴な作品を指しますが、不思議なことに
別の国名を頭に付けたジャンル名はあまり聴いたことがありません
(アメリカン・ヘヴィ・シンフォニック・プログレとか)。
イギリスや東欧などヨーロッパの様々な文化の通り道となった
イタリアならではの、独自に発展を遂げたジャンルと言っても
いいかもしれません。
では日本のプログレに同様な音楽はあるかと考えると、自分は
この黄泉堂を挙げたいです。
本作は月読レコード主催・翡翠氏のソロアルバムとなっています。
和風プログレというアプローチは変わりませんが、全編が暗く湿った
凶暴的な作品に仕上がっており、他の月読レコード作品と比べても
異色です。
(下記の動画2曲目が紹介PVです)。
不穏なピアノの調べに翡翠氏のカウンターテナーの歌声が混ざる
怪しい旋律から始まる導入は、冒頭から聴く物を別の世界に誘う
危うい魅力があります。
獲物を狙う蛇の動きでうねるシンセベースに、気高くもどこか
哀しさを秘めたメロディを奏でる笛の音が絡む2曲目、
ピアノ・ドラム・ベースが応酬しあう現代音楽風なインプロビゼイションの
3曲目は、どれも暗い穴倉の底から響いてくるような粛々とした
狂気に満ち、途切れることの無い緊張感が続きます。
終曲の④は圧巻で、今までの緊張感が一気に爆発したような
荘厳な響きに。
数百年に一度の祭事のような、集団による祝詞とお囃子のような
和楽器・鐘の音、そこにメロトロンやオルガンロックの異質な
音色が重なり合って紡がれていく世界は、呪術めいた禍々しさをもって
聴く人間を圧倒します。
日本伝統古楽の土着的な力強さとロックを融合させた、
和風ヘヴィ・シンフォニック・ロックの傑作です。
ちなみに、公式HPでは在庫なしとなっていますので(2013年現在)、」、
お求めの際は楽天ショップその他を活用下さい。
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