Le Orme/Felona E Sorona

 こんにちは。

 いよいよ夏コミ出発前日ということで告知&更新。3日目は以前紹介した
向島ホエホエ工房さんのスペースで売り子することになりました。是非
お立ち寄り下さい。

3日目 東ケ58
向島ホエホエ工房 

 あと、ついでにプログレアルファベット紹介シリーズ「L」ということで、
ちょうど東方プログレ合同にレ・オルメで参加してたので引用。他の解説者の方も
同じかそれ以上に濃い解説が載ってますので、是非お立ち寄り下さい。

3日目 東F57
桃の王冠

 では解説へ

Le Orme/Felona E Sorona

ヤクモケ


 キーボード主体のトリオ編成バンドが○○(国)のELPと称されるケースは多いが、
ELPの馬鹿テクを期待して買うと、大抵期待ハズレの場合が多い。イタリアのELPと
称されるレ・オルメも例に漏れず、どう贔屓目に聴いてもELPの炸裂っぷりは皆無である。
 しかし、キーボードを効果的に使用しているという点なら、レ・オルメのセンスは
ELPに勝るほど面白い。特にコンセプトアルバムである本作には、その手腕がいかんなく
発揮されている。

 「フェローナとソローナの伝説」は、レ・オルメが1973年に発表した第5作目、
プログレ転向したトリオ編成になってからは3枚目の作品となる。ジャケットの知名度も
イタリアン・プログレ屈指であり、同バンドの代表作にも挙げられる。
 アルバムの内容は、愛と平和に満ち溢れたフェローナ、永遠の闇に閉ざされた
ソローナという、それぞれユートピアと反ユートピアを象徴した架空の惑星を舞台とした
物語仕立てとなっている。そのためロックアルバムというより、映画のサウンドトラックの
ような仕上がりに感じられる。

 ソフトなボーカルとリズム隊の演奏に、手数より緩急と応用で魅せるキーボードの音色が
巧みに調和するレ・オルメの特徴は、物語を紡ぐには最適といっていいかもしれない。
30分少々という短い時間だが、飽きの来ない構成も秀逸である。
 また、全編に漂う幽玄な翳りも、本作の大きな特徴である。特に終曲でリピートされる
シンセ音は狂気的で警鐘のようでもあり、開けてはいけない扉を開いてしまったような
危うさを引き摺り幕を閉じる物語は秀逸。人を選ぶ音だと思うが、ロックの表現における
懐の深さに触れたいのなら、聴いて損は無いアルバムだと思う。

 なお、2013年に本作の続編である「Le porte del domani (The Gates Of Tomorrow)」
(邦題:続フェローナとソローナの伝説 - 明日への扉)がイタリアのシンフォバンド
La Maschera di Cera(ラ・マスケッラ・ディ・チェッラ)により引き継がれ発売される。



Felona E Sorona Deluxe EditionFelona E Sorona Deluxe Edition
(2011/05/10)
Le Orme

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霜月便り(K1120、霜月廿日)

Author:霜月便り(K1120、霜月廿日)
K1120(代表):
絵描き志望。
プログレッシブロックを
糧になんとか生きてる
隠れオタク。
霜月廿日(副):
物書き志望。岩手在住。
多忙につき不在気味。
好きな作家は蕪木統文。

同人サークル「霜月便り」
プログレ布教サークル。
東方やMLP漫画や
同人音楽のプログレ
作品紹介、委託頒布。

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