2015年1月17日 HollowMellowワンマンライブ レポート

 こんばんは。

 昨日の1月17日に新宿で行われたHollowMellowのライブを
観に行きました。実は幼蚕文庫の方が気になって行ったのですが、
どちらも本当に素晴らしい内容で、去年のライブ不漁
(バンコ来日中止等)を一気に解消できました。真面目にプログレ復活も
あるかもしれん。以下、レポートを。

 ことのきっかけは去年の冬コミ。数年前から同人音楽でプログレを
演奏しているサークルさんの音楽収集しているのですが、冬コミで
購入したHolloMellowさんの新譜が恐ろしい完成度で、本気で
戦慄してしまいました。

https://soundcloud.com/hollowmellow/reincarnation


HollowMellowはボーカル・キーボードのIrumaRiokaを中心とした、
ギター、ヴァイオリンのダークメルヘンバンドだそうです
(AlamodeMagazine Vol.18より)。新譜の内容は、童話をモチーフにした
ゴシックかつプログレッシブなボーカルアルバム。
 今までプログレっぽい同人音楽は100枚超えで聴いてますが、
これは間違いなく5指に入る傑作です。

 そういや年明けライブのフライヤーも貰ってたっけ・・・と調べたら、
オープニングアクトはまさかの幼蚕文庫の浮森かや子さん。

http://yosanbunko.mimoza.jp/cd/syozo/
http://yosanbunko.mimoza.jp/cd/syozo/mp3/kakureoni_sample.mp3

初めて「思春期の肖像」を聴いて以来、一度聴いたら忘れられない
独特過ぎる歌唱と世界観に一発で惚れてしまい、第2の倉橋ヨエコと
勝手に崇拝していたのですが、まさかライブが見れるとは思ってなかった。
これは行くっきゃ無い!ということで、新年早々プログレオタクが
単身ゴスロリライブに飛び込みに行くの巻。

ブログ用 150117 入り口01

ブログ用 150117 入り口02

 会場は新宿RUIDO K4。地下2階にライブハウスがあります。到着すると
入場待ちが既に30名ぐらい。気合の入ったゴスロリ衣装と、何故か
真紅の薔薇を持った人々が。ライブで薔薇なんてザ・キャプテンズの傷彦さま
ぐらいしか印象が無いのですが、ファンの間のお約束なのかと思って
深くは考えず。実際の理由は実際の演奏で知ることに。

 会場のキャパシティとしては100人ちょっとぐらい、最終的な
お客さんの数は60~70人ぐらい入っていたと思います。
わがままガールズファッションモードよくばり宣言(トキメキUP)で
時間を潰していたら、あっという間に開演時間。ステージの幕が開くと、
底には白いゴスロリ衣装に観を包んだ女性と、あの唯一無二の歌声が・・・。

セットリスト(うろ覚え)
・OP曲
・まつげウサギと踊り子の旅
・Candy Prison
・月飼い
・初恋わるつ
・綱の上の喜劇

 持ってないシングルの曲は分からず・・・。

 ブログで声の不調を綴った記事があったので心配でしたが、そんな不安は
全く無い歌唱、というより生の歌声はCDを数十倍凌駕してました。
童謡風な可愛らしい囀りから、昭和歌謡に通じる情念の籠もった歌い回し、
オペラ調の劇的な歌唱まで渾然一体となった歌声は、いったいこの小さな
身体のどこから響いてくるんだと、終始圧倒されっぱなし。歌声の表現力を含め、
やっぱり本気で音楽をする人の「好き」ほど強いものは無いと実感しました。
 MCが苦手ということでしたが、その分歌が多くきけたもの満足。歌唱の時には
昨年から始めたというタンバリンも活用した演出も。叶うなら、いつか生バンドでの
歌唱も観てみたいです。

 若干の休憩を挟んで、いよいよHollowMellowの登場。浮森さんで既に
大満足だったのですが、それを軽く凌駕する本気の演奏に再び驚嘆。

セットリスト(超うろおぼえ)
・茨姫
・白雪姫
・マッチ売りの少女
・(ピアノインスト)
・アラベスク(?)
・ステージ
・灰かぶり姫
・人魚姫
・赤頭巾
・新曲
・ロマンティーク
・醜いアヒルの娘
・(曲名忘れ)

 旧譜の曲はあまり分からず・・・。多分2曲ぐらい抜けてます。

 メンバーはリーダーでボーカルのIrumaを中心に、ギター兼バンマスのNemu、
ヴァイオリンのJill、そしてサポートメンバーにドラムのミシカを加え4人。
皆さんゴスロリ衣装で非常に艶やか。衣装は「真夜中のサーカス」というブランドさんが
協力しているということで、こういう出展もあるのかと勉強に。

 冒頭は新譜からの激しいナンバーを3連続。荊姫が生で聴けるとは・・・。
CDだとヘヴィな曲でもじっくり聴かせる曲作りの印象がありましたが、
ライブだと関係なしに最初から全力疾走。歌唱も演奏のテクニックも確かだし、
ゴスロリとかプログレとか知らない人でも楽しめること間違いなし。
あと、ヴァイオリンがあんなにかっこいい楽器だとは知らなかった。
複雑なフレーズを弾きながら動き回る様子は、惚れないわけがない。
ドラムもギターもプログレらしいトリッキーな変拍子にも崩れない安定の演奏です。

 それからIrumaのキーボードインスト、ヴァイオリンと共演した弾き語りの
しっとりとしたパートを挾み、再びバンド形式に。旧譜からの出典と思われるので、
これは勉強しないと・・・。ステージは名曲。

 あと、キーボードを全面に出してないのは正解だと思いました。
プログレの華といえばキーボードであり、Irumaさんもキーボードの演奏も達者なのですが、
実際は演奏中動けないし、機材も嵩張るし、せっかくの衣装を殺してしまいます。
ボーカルを強調したことで、魅せる演出のキャッチャーな方向性を
獲得しているのは、素直に勉強になりました。やっぱりハモンドに
ナイフ突き刺すエマーソン御大は相当異例なんだろうなあ・・・。

 赤頭巾ではクリムゾン計画発動の宣言で、会場内が持ち込まれたサイリウム等で
真紅の空間に。薔薇はそういう意味だったのか・・・。この曲も激しいナンバー
なのですが、高速で明滅する赤・白の照明演出もあいまって、この日最高の
盛り上がり。そのあと新曲を挟んだ怒涛の演奏が続いて一段落。

 ライブではメンバーの撮影会もありました。クラブチッタでプログレの
ライブがあると、録音・撮影禁止というアナウンスで演奏以上にピリピリしていましたが、
敢えて撮影させるというアイディアは浮かばなかった。記念になるし、これは
ファンの方も素直に嬉しいと思います。自分が撮影した写真はこちら。

・Jillさん
ブログ用 150117 Jill

・Nemuさん
ブログ用 150117 Nell

・Irumaさん
ブログ用 150117 Iruma

・3人で
ブログ用 150117 hollow mellow

・ミシカさん
ブログ用 150117 mishika

 それからアンコールを挟み、大盛況でライブ終了。ゴスロリ系のライブって
マナーとか作法があるのか気になってましたが(歓声上げていいのかとか等)、
最後はみんな熱狂して、バンドらしい終わり方に。年明け早々こんな
ライブが見れたのは、本当に良いスタートになったと思います。ちなみに
晩餐会付きのチケットもあったそうで、次回はこちらも狙ってみたいですが、
プログレヲタ一人の参加はメンタル的に厳しそうな気も・・・。
 2月には大阪でライブがあるということなので、都合のつく方は是非観覧を。
絶対損はしないと思います。

ブログ用 150117 戦利品その1

ブログ用 150117 戦利品その2

 宴の戦利品。やっぱりというか、ライブ行ったらCD増えるよね・・・。
秋葉原や目白での戦利品も含んでます。Irumaさんと浮森さんの
サインは家宝にします。

 以下、ライブを観ての考察、というかプログレオタクの妄言なので、
興味の無い方は読み飛ばしてもらって結構です。

 自分はプログレが大好きなのですが、結局70年代の栄光ばっかり
追い求めてる音楽に発展性があるのか疑問に思い、新しい世代で
プログレを演奏している人間がいないか数年前から調べ始めました。
冒頭で触れた同人音楽のプログレ収集というのがそれです。同人なら
比較的参加する世代も若いし、アニメ・ゲーム好きな自分のメリットも
活かせるのではないかという判断です。

 これはプログレの長所であり欠点なのですが、どうにも作者の
自己完結で終わってしまっているケースが多々あります。
義務と捉えているのか必要以上に内省的になるとか、演奏・音だけを
聞いてほしいと頑迷になってるというか。
 創作の自由に文句はつける筋合いは無いけど、共感・共鳴が得られない
創作は発展のしようが無いし、聴く人も困惑するから、とりあえず
「あのバンドの何作目っぽい」と適当に関連を紐付け・評価されて、
劣化コピーの十把一絡げにされて終了という悪循環…。いっそ開き直って
明らかに狙っているツッコミ待ちなバンドもいる有り様。だから
プログレって敷居が高いし面倒くさいんだよなぁ・・・。
 音楽に限らず、創作には作り手だけじゃなく、受け手(観客)が
いないと成立しないと、最近しみじみ思います。そして、受け手を
惹きつけるには、常に新しいことに挑戦しなければなりません。

 今回のライブを観て、自分はこの新しい挑戦への嚆矢に立ち会える
ことができたのではないかと思います。むさいオッサンが腰痛を我慢した
みたいな難しい顔して演奏する姿より、若くて可愛い子が
ノリノリで演奏する姿をみんな観たいに決まっている(真理)。
 ガチのメタルファンからBABYMETALが評価されてる理由も、案外
そんな理由なんじゃないかと思います(日本人って小柄だから、
ゴスロリとかの衣装もキュートに映える)。
 HollowMellowなら容姿も演奏能力も抜群だし、勝負できる要素は
十分すぎるぐらい。プログレ演奏しながら、あれだけ動ける人は
ホントに希少です。

 自分はプログレが好きだけど音楽ができるわけでもないので、
今後も出来る限り応援するという形で協力したいです。
school food panishmentの悲劇を繰り返さないためにも…。
 とりあえず、現在製作中である、同人音楽のプログレッシブ・ロック盤
ディスクガイドを早く完成させたいと思います。もちろんHollowMellow、
幼蚕文庫も紹介予定。まずは完成させるよう頑張ります。というか、
早く作らないと新譜がどんどん出て収拾つかないし…。今年は
忙しい一年になりそうです。




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こんにちは。
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自己紹介

霜月便り(K1120、霜月廿日)

Author:霜月便り(K1120、霜月廿日)
K1120(代表):
絵描き志望。
プログレッシブロックを
糧になんとか生きてる
隠れオタク。
霜月廿日(副):
物書き志望。岩手在住。
多忙につき不在気味。
好きな作家は蕪木統文。

同人サークル「霜月便り」
プログレ布教サークル。
東方やMLP漫画や
同人音楽のプログレ
作品紹介、委託頒布。

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