高橋葉介「顔のない女」

 こんにちは。

 2011年も2月に入ったというのに、忙しくて更新できずすいません。
仕事も創作もいろいろ手を付け始めたばかりのタイミングなので、
しばらくは忙しそうです。今日は漫画の紹介でも。

・高橋葉介「顔のない女」
 殺し屋を専門の殺しを請け負う伝説の殺し屋、通称「顔のない女」の
活躍を描いたミステリ・アクション。
 最近は「夢幻紳士」、スピンオフ作品の「もののけ草紙」シリーズが
続いていましたが、本作は久々のオリジナル作品となっています。

 殺し屋VS殺し屋という図式は一見重そうに見えますが、敵の殺し屋は
影を操る、鳥に化ける、夢の中に閉じ込める、など奇想天外な特殊能力を持つ面々。
そんな怪人との大立ち回りを演じるヒロインの活躍ぶりは、映画007シリーズ
のような冒険活劇に近い昂揚感があり、暗い印象はほとんどありません。

 そして、最大の魅力はヒロインの「顔のない女」。黒帽子を目深に被り、
決して素顔を明かさない黒衣の彼女。流れるようなロングの黒髪、柳腰で
スタイル抜群な容姿は妙齢の美人を想像させますが、ニヤリとした微笑みは
少女のようにコケティッシュ。 
 狙った獲物は逃がさない完璧主義者のようでいて、細かい事は気にしない
妙にさばさばした性格の持ち主。ダークヒロインと冠するには不相応な、
とても人間味に溢れるキャラクターです。並のギャルゲーキャラより
よっぽど惚れるよ、ホント。
 レギュラー役のバーテンさんとか(夢幻紳士<回帰編>の登場人物、たぶん)、
短編<召喚者>に出てくる最後のゲストキャラとか、葉介先生ファンの方なら
文句なく楽しめます。もちろん初見の方も愉しめる内容ですので、是非オススメです。

 余談ですが、自分が主線に筆ペン使い始めたのも葉介先生の影響です。
初めて「腹話術」を読んだ時の衝撃は、今も忘れられません。

顔のない女顔のない女
(2011/01/07)
高橋葉介

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デュオ

むかし、デュオって雑誌に載っていた短編は好きでした。
朝日ソノラマから出ていた本も
何冊か持っていました。

引越しの際、処分してしまったのが惜しまれます。

No title

>きゅうさん
 葉介先生の漫画で初めて買った単行本は、
古本屋に置いてた朝日ソノラマ版「腹話術」でした。
今も画は巧いですが、当時の描き込みぶりや
独特の危うさを持ったストーリーは、自分の作風に
大きな影響を与えたのは間違いないです。
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こんにちは。
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自己紹介

霜月便り(K1120、霜月廿日)

Author:霜月便り(K1120、霜月廿日)
K1120(代表):
絵描き志望。
プログレッシブロックを
糧になんとか生きてる
隠れオタク。
霜月廿日(副):
物書き志望。岩手在住。
多忙につき不在気味。
好きな作家は蕪木統文。

同人サークル「霜月便り」
プログレ布教サークル。
東方やMLP漫画や
同人音楽のプログレ
作品紹介、委託頒布。

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