XBOX360「バイオショック」

 海外で数々のゲーム賞を受賞し、十数年に一度出るか出ないかの傑作と
評されたFPSの一本。XBOX360持ってる方は、是非とも遊んで欲しい
作品です(PS3版やwindows版も出てます)。

 崩壊した海底都市「ラプチャー」に偶然辿り着いた主人公が、銃器や
特殊能力を駆使し、かつての市民の成れの果て・スプライサーや
潜水服に身を包んだ謎の巨人・ビッグダディと闘い、廃墟の町を
探索していくという内容。 

 ゲームを始めると、まずその映像美に圧倒されます。40~50年代アメリカの
ような町並みと、現代・疑似科学を融合させたスチームパンクなラプチャーの
世界観、流れる水の美しい映像表現だけで、ゲームはファミコンからここまで
進化したんだと感嘆してしまいました。

 そしてFPSの戦闘ですが、狂人達との戦闘はホントおっかないの一言。
そもそも皆、変な独り言をブツブツ呟いていきなり襲い掛かってくるし…。
曲がった門でいきなり出会ったりすると、ホント心臓に悪い。

 完成されすぎた操作性も秀逸で、リアルすぎる水や建物の映像美も手伝い
没入すればするほど受ける痛み、殴る衝撃、撃つ反動が、脳内で補正させて
伝わるという…。
 この現実と虚構(ゲーム)の差を限りなく埋めて行く完成度の高さは、
実際に遊んで見ないと分かりません。
 
 ゲームが進むと特殊能力(プラスミド)や武器も増えるのですが、死なない為には
如何に武器や特殊能力を駆使し敵を倒すかが重要となります。

 たとえば中ボス的なビッグダディですが、見た目どおり装甲も武装も桁違いに強く、
普通に戦ってはまず勝てません。そのため、有効な弾薬を調達したり、特殊能力を使って
ビックダディ同士を同士討ちさせて漁夫の利を狙ったりと、如何にスマートに戦うかが
最も重視されます。
 火力より死んで憶えたノウハウそのものが武器になるという点で、「風来のシレン」
シリーズと共通する楽しさがあると思います。

 ストーリーも終盤の大ドンデン返しなど、驚きの連続。 正直、こんなに緊張感や
驚きを与えてくれるゲームを遊んだのは久しぶり、もしくは初めてと言っても
過言じゃないと思います。今度出ると言うシリーズ三作目も楽しみ。
 エンターテイメントとしては本当に傑出した出来になっていますので、是非自分自身で
ラプチャーの真実を確かめて頂きたい作品です。



~以下、蛇足

 こんな面白いゲームを知らないなんてモグリだ不幸だ!と声高に叫びたいのですが、
ネットで反応調べると評価が真っ二つに分かれてるんですな。
 一つは自分のような大絶賛派、もう一つはFPSなんて銃器ドンパチする野蛮な
メリケン文化は遊べないよハハン!という箱マル≒萌えゲーな大きいお兄さん方。
特に後者は遊んでもいないのにビジュアルが気持ち悪いだの日本では受けないだの
上から目線で言いたい放題です。

 日本のゲーム文化が所謂ガラパゴス状態で特殊化しているのは長所だと思いますが、
つまるところ萌えとハーレム展開(もしくは百合、最近は男の娘?)に終始する昨今の
HENTAIには限界があるのではないかと思うのです。
 バイオショックを遊んで気付かされたのですが、向こうの発想力とその実現力には
とんでもないものがあります。特に実現力。

 とりあえず美少女に囲まれている学園と、両親不在の童貞男が凄むおしかけ上等一軒家で
完結するような夢の世界の物語では、百年経っても交わらない非現実がそこに待っています。
 和ゲー・洋ゲーどちらが良い・悪いという話では無いですが、偏見に囚われ現実を
観ない・観れない状況というのは、非常に大きな損失ではないかと心配してしまいます。
 最後に、バイオショックについて書かれていたブログに寄せられていた興味深い
コメントを紹介して終わりたいと思います。

”残念なのは娯楽が無いことでなく、娯楽を楽しむ力がないことだ”

バイオショック Xbox 360 プラチナコレクションバイオショック Xbox 360 プラチナコレクション
(2009/07/02)
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霜月便り(K1120、霜月廿日)

Author:霜月便り(K1120、霜月廿日)
K1120(代表):
絵描き志望。
プログレッシブロックを
糧になんとか生きてる
隠れオタク。
霜月廿日(副):
物書き志望。岩手在住。
多忙につき不在気味。
好きな作家は蕪木統文。

同人サークル「霜月便り」
プログレ布教サークル。
東方やMLP漫画や
同人音楽のプログレ
作品紹介、委託頒布。

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