20230511-12 スティーブ・ヒレッジバンド&ゴング来日ツアーレポ
こんにちは。
5月11・12日に開催されたスティーブヒレッジ・GONGの
ジョイントライブに行ってきました。もともと2020年に開催予定
されていたのですが、コロナ禍で中止となったツアーが今回
再開されたとのことで、これは観ないと次もどうなるか判らんと
遠征決定。なにもGW後の平日に予定かぶせなくてもいいのにとは
思いましたが、重なるときは重なるものだなあ…。以下、レポートを。
貼り付け元
5月11日
今回のライブ、スティーブ・ヒレッジもレジェンドだし勿論
観たかったのですが、個人的な目玉はGONG。リーダーの
デヴィッド・アレンが亡くなって久しいですが、カバス・トラビ
(ex.ナイフ・ワールド)が引き継ぎバンドを継続させており、
この新譜が非常に良かったので是非見たいと思った次第
(ナイフ・ワールドもめっちゃ良いです)。
東京着いたタイミングで、天気は荒れ模様かつ大きな雷音が。
実はこの雷が悪さして一部私鉄が運休したり結構路線が混乱してた
様だったのですが、幸い川崎までは少しの遅れで到着。
クラブチッタは去年のキャラバン以来です。最初にチッタに
来たのはイ・プーのライブの時だったか…。
物販はパンフとTシャツ。とりあえずGREENが好きなので
ヒレッジTシャツと、公式パンフを購入。高いけど致し方ない…。
CDも売っていて、アーティストの持ち込み分と、ディスクユニオン
の出張販売。ヒレッジやゴングの全盛期CDが殆どなくて、名作も
ガンガン廃盤傾向なのかなとしんみりしたり。
18時前ぐらいに会場入りましたが、最初は席も結構ガラガラ。
1F席は大体6割ぐらいで、徐々に埋まってきた8割ぐらい。
それでも後ろの人からは結構空いてて見えてたようなツイートも。
平日+天気の影響もあったかも。あと、年代はやっぱり
だいぶ年上の人が多いでした。
ステージは背景に緑の銀河に浮かぶ赤い月の絵が。映像も
結構使うステージになるかも。
第一部は最初はGONG。一人ギターの方が登場し、スぺ―シーな
音色を奏でると、残りのメンバーがゆっくりステージに。カバス・トラビ
が登場して、サイケな映像も加えた狂乱のステージが。新譜やアレンが
亡くなった後の曲が中心で、個人的に滅茶苦茶楽しめました。
割と聞いてない人の方が多いのか、ヨレヨレにサイケでクラブとかに
かかっててもおかしくないメロディを、観客が神妙に聞いてるのが
面白い。後ろの動画も火花やら銀河やら華やらサイケ極まる絢爛ぶりで、
照明もポケモンショック何それ?赤青原色乱舞なビカビカ具合。
興味深かったのは、スぺ―シーで浮遊感溢れる音が大体生楽器で
出していたということ。フルートやギターのディレイだったり、
みんな休む暇ないぐらい楽器弾いてたのが印象的でした。カバス・トラビも
歌ったり弾いたりステージ駆けまわったりと。アレン張りの大活躍。
Rejoice!では、開演前に”懐かしい緑の妖精が現れるよ”(意訳)と
アナウンスがあり、後ろの映像で妖精姿のアレンが映されたりも。
あと、ドラムの人が凄い。通常の演奏は勿論、ラストは何部連打で
刻んでいるんだという炸裂具合で、ほっといたら宇宙まで行きそうな
演奏を、更に爆ぜさせ加速させるような、音源で聴いていては判らない迫力。
無理やりなロックのバランス感覚が最高でした。
第一部が終わり、約25分の休憩。案の定トイレは長蛇の列でした。
それでも椅子座りっぱなしは痛いので、少し歩いてまた物販覗いて、
戻ってきたらステージにはいつのまにかシンセサイザー卓が。
20時過ぎ、第2部が開演。ゴングメンバーがそのままヒレッジバンド
にも続投参加ということで、最初にゴングメンバーと、2部から登場の
ミケット・ジローディ、そしてスティーブ・ヒレッジ御大登場。
グラサンが決まっています。最初は特別?なライブ開演を告げる
あいさつ代わりな楽曲から始まり、サイケな内容に場内大盛り上がり。
続いてキャッチャーなイントロのIt's All Too Muchで会場を沸かせ、
サビはかなりのノリノリ具合。しかし、途中からヒレッジらしい
ふわふわギターが大活躍。知らない間に唯一無二のギターワールドに
引きずり込まれます。
一番聴きたかったサーモンソングは、強烈なギターのイントロの前に
ドラムのフィルイン具合が凄まじく、過去のライブ盤でも聞いたことが
無い炸裂具合。バンドメンバーもガンガン弾きまくりで、気持ちいい
リフを延々と楽しそうに惹きまくるヒレッジの仙人っぷりが凄い。
他には珍しいグリーンからの曲や(水の流れをギターの爪弾きで
表現してる)、これまた強烈な太陽組曲も。ボーカルは年齢のためか
さすがに弱いところも感じましたが、ゴングメンバーがコーラスで
引っ張る感じが今風で力強いというか。
第2部が終わり、アンコールでヒレッジ&ゴングのジョイント演奏。
ゴングの旧作ラジオ・ノームシリーズからの選曲で、1曲目の
You Can’t Kill Meからとばしまくり。バックの映像も白い妖精姿の
デヴィッド・アレンやら、空飛ぶティーポッドに乗った緑の妖精が
大量に現れるやら質の悪い悪夢的な映像が展開されます。ラストは
代表作Youのクライマックスと言えるMaster Builder。ゴング知らなくても
この曲は知ってるというプログレ好きは多いと思いますが、ライブだと
騒乱じゃ済まないスーパーノヴァっぷり。各メンバーの弾きっぷりは
もちろんで、一瞬音が鎮まる緊張感、それから更に崩壊と加速を繰り返し
ラストに再凝縮されていく音の流れと、アクセルを踏みっぱなしにして
止まれなくなったようなドラムの連打、バックにはYouのジャケットに
映る南米の遺跡が浮かび上がり、もう凄まじい空間でした。原曲の
数十倍は破壊力溢れる衝撃と余韻を残し、ライブ終了。最後はメンバーが
壇上で一礼し、ライブ終了しました(ドラムの人だけすぐ去っていったのが
印象的)。
終演後、やっぱりほしいなと思いゴングのTシャツも買いましたが、
実は翌日すぐTシャツ全サイズ売り切れということで、買ってて良かった
でした。平日開催だからあんまり用意してなかったのかな…。
演奏面ではないですが、悪かった点として公演中にやたらスマホで写真
撮ってる人が居たのが目につきました。当然ですが公演中は撮影禁止。
一瞬関係者なのかな?と思ったりしましたが、つられて周囲のひとも
スマホで撮ってたりしたので、やっぱり関係者でもダメだよなと。
機会があったので2日目も公演に行きましたが、お客さんは昨日以上に
沢山で、2階席も人がちらほら見えました。Tシャツも会場入った
時には全サイズ完売。ホント前日買ってて良かった。
セットリストは初日と同じ印象。映像も付いてたし変えるの難しい
のかなと思ったり。当日買い物で色々行ってたためか、後半若干
睡魔との戦いになってしまったのは反省点。気付いたらステージの
ヒレッジ師匠見失ってたとか(曲が気持ちよすぎる…)。あと、曲間
意外もやたら拍手する人が居て、嬉しいのは判るけどそれはどうなのかなあ
と思ったりも。あんまりやりすぎると、大声出してるのと変わらないし。
2日間ライブを堪能し、会場を後にしました…。
貼り付け元
いちおうセットリスト。海外でも同じようなラインナップで演奏しているようです。
まあ映像ガッツリ作ってるし、変えるの難しいよなあというドリーム・シアターの
来日公演を観て思った感想。とにかく新生ゴングが楽しかったので、また来て欲しいです。
ちょっとだけカバス・トラビさんたちとも話できたのが嬉しかったです。
とはいえ全然英語判らず会話できなかったので、英語本気で勉強せねばなあ…
(コロナ禍前から言ってる記憶)。
5月11・12日に開催されたスティーブヒレッジ・GONGの
ジョイントライブに行ってきました。もともと2020年に開催予定
されていたのですが、コロナ禍で中止となったツアーが今回
再開されたとのことで、これは観ないと次もどうなるか判らんと
遠征決定。なにもGW後の平日に予定かぶせなくてもいいのにとは
思いましたが、重なるときは重なるものだなあ…。以下、レポートを。
2023スティーブヒレッジ&ゴング、2日目
— 霜月便り@はなけっと(花巻) (@K1120andH) May 12, 2023
無事終了しました。セトリは初日と
変更ない感じ。ヒレッジが気持ち良すぎて
若干睡魔との戦いになってましたが、
初日と違う角度でじっくり全体の演奏
観れたのは貴重な経験でした。 pic.twitter.com/lhp4oX7HaS
貼り付け元
5月11日
今回のライブ、スティーブ・ヒレッジもレジェンドだし勿論
観たかったのですが、個人的な目玉はGONG。リーダーの
デヴィッド・アレンが亡くなって久しいですが、カバス・トラビ
(ex.ナイフ・ワールド)が引き継ぎバンドを継続させており、
この新譜が非常に良かったので是非見たいと思った次第
(ナイフ・ワールドもめっちゃ良いです)。
東京着いたタイミングで、天気は荒れ模様かつ大きな雷音が。
実はこの雷が悪さして一部私鉄が運休したり結構路線が混乱してた
様だったのですが、幸い川崎までは少しの遅れで到着。
クラブチッタは去年のキャラバン以来です。最初にチッタに
来たのはイ・プーのライブの時だったか…。
物販はパンフとTシャツ。とりあえずGREENが好きなので
ヒレッジTシャツと、公式パンフを購入。高いけど致し方ない…。
CDも売っていて、アーティストの持ち込み分と、ディスクユニオン
の出張販売。ヒレッジやゴングの全盛期CDが殆どなくて、名作も
ガンガン廃盤傾向なのかなとしんみりしたり。
18時前ぐらいに会場入りましたが、最初は席も結構ガラガラ。
1F席は大体6割ぐらいで、徐々に埋まってきた8割ぐらい。
それでも後ろの人からは結構空いてて見えてたようなツイートも。
平日+天気の影響もあったかも。あと、年代はやっぱり
だいぶ年上の人が多いでした。
ステージは背景に緑の銀河に浮かぶ赤い月の絵が。映像も
結構使うステージになるかも。
第一部は最初はGONG。一人ギターの方が登場し、スぺ―シーな
音色を奏でると、残りのメンバーがゆっくりステージに。カバス・トラビ
が登場して、サイケな映像も加えた狂乱のステージが。新譜やアレンが
亡くなった後の曲が中心で、個人的に滅茶苦茶楽しめました。
割と聞いてない人の方が多いのか、ヨレヨレにサイケでクラブとかに
かかっててもおかしくないメロディを、観客が神妙に聞いてるのが
面白い。後ろの動画も火花やら銀河やら華やらサイケ極まる絢爛ぶりで、
照明もポケモンショック何それ?赤青原色乱舞なビカビカ具合。
興味深かったのは、スぺ―シーで浮遊感溢れる音が大体生楽器で
出していたということ。フルートやギターのディレイだったり、
みんな休む暇ないぐらい楽器弾いてたのが印象的でした。カバス・トラビも
歌ったり弾いたりステージ駆けまわったりと。アレン張りの大活躍。
Rejoice!では、開演前に”懐かしい緑の妖精が現れるよ”(意訳)と
アナウンスがあり、後ろの映像で妖精姿のアレンが映されたりも。
あと、ドラムの人が凄い。通常の演奏は勿論、ラストは何部連打で
刻んでいるんだという炸裂具合で、ほっといたら宇宙まで行きそうな
演奏を、更に爆ぜさせ加速させるような、音源で聴いていては判らない迫力。
無理やりなロックのバランス感覚が最高でした。
第一部が終わり、約25分の休憩。案の定トイレは長蛇の列でした。
それでも椅子座りっぱなしは痛いので、少し歩いてまた物販覗いて、
戻ってきたらステージにはいつのまにかシンセサイザー卓が。
20時過ぎ、第2部が開演。ゴングメンバーがそのままヒレッジバンド
にも続投参加ということで、最初にゴングメンバーと、2部から登場の
ミケット・ジローディ、そしてスティーブ・ヒレッジ御大登場。
グラサンが決まっています。最初は特別?なライブ開演を告げる
あいさつ代わりな楽曲から始まり、サイケな内容に場内大盛り上がり。
続いてキャッチャーなイントロのIt's All Too Muchで会場を沸かせ、
サビはかなりのノリノリ具合。しかし、途中からヒレッジらしい
ふわふわギターが大活躍。知らない間に唯一無二のギターワールドに
引きずり込まれます。
一番聴きたかったサーモンソングは、強烈なギターのイントロの前に
ドラムのフィルイン具合が凄まじく、過去のライブ盤でも聞いたことが
無い炸裂具合。バンドメンバーもガンガン弾きまくりで、気持ちいい
リフを延々と楽しそうに惹きまくるヒレッジの仙人っぷりが凄い。
他には珍しいグリーンからの曲や(水の流れをギターの爪弾きで
表現してる)、これまた強烈な太陽組曲も。ボーカルは年齢のためか
さすがに弱いところも感じましたが、ゴングメンバーがコーラスで
引っ張る感じが今風で力強いというか。
第2部が終わり、アンコールでヒレッジ&ゴングのジョイント演奏。
ゴングの旧作ラジオ・ノームシリーズからの選曲で、1曲目の
You Can’t Kill Meからとばしまくり。バックの映像も白い妖精姿の
デヴィッド・アレンやら、空飛ぶティーポッドに乗った緑の妖精が
大量に現れるやら質の悪い悪夢的な映像が展開されます。ラストは
代表作Youのクライマックスと言えるMaster Builder。ゴング知らなくても
この曲は知ってるというプログレ好きは多いと思いますが、ライブだと
騒乱じゃ済まないスーパーノヴァっぷり。各メンバーの弾きっぷりは
もちろんで、一瞬音が鎮まる緊張感、それから更に崩壊と加速を繰り返し
ラストに再凝縮されていく音の流れと、アクセルを踏みっぱなしにして
止まれなくなったようなドラムの連打、バックにはYouのジャケットに
映る南米の遺跡が浮かび上がり、もう凄まじい空間でした。原曲の
数十倍は破壊力溢れる衝撃と余韻を残し、ライブ終了。最後はメンバーが
壇上で一礼し、ライブ終了しました(ドラムの人だけすぐ去っていったのが
印象的)。
終演後、やっぱりほしいなと思いゴングのTシャツも買いましたが、
実は翌日すぐTシャツ全サイズ売り切れということで、買ってて良かった
でした。平日開催だからあんまり用意してなかったのかな…。
演奏面ではないですが、悪かった点として公演中にやたらスマホで写真
撮ってる人が居たのが目につきました。当然ですが公演中は撮影禁止。
一瞬関係者なのかな?と思ったりしましたが、つられて周囲のひとも
スマホで撮ってたりしたので、やっぱり関係者でもダメだよなと。
機会があったので2日目も公演に行きましたが、お客さんは昨日以上に
沢山で、2階席も人がちらほら見えました。Tシャツも会場入った
時には全サイズ完売。ホント前日買ってて良かった。
セットリストは初日と同じ印象。映像も付いてたし変えるの難しい
のかなと思ったり。当日買い物で色々行ってたためか、後半若干
睡魔との戦いになってしまったのは反省点。気付いたらステージの
ヒレッジ師匠見失ってたとか(曲が気持ちよすぎる…)。あと、曲間
意外もやたら拍手する人が居て、嬉しいのは判るけどそれはどうなのかなあ
と思ったりも。あんまりやりすぎると、大声出してるのと変わらないし。
2日間ライブを堪能し、会場を後にしました…。
レポブログ用
— 霜月便り@はなけっと(花巻) (@K1120andH) May 17, 2023
2023スティーブ・ヒレッジ&ゴングツアー
セットリストメモ
漏れ・順番等間違い有りなので参考用。
GREEN曲やるならPARM TREEも聴いてみたかった…。 pic.twitter.com/ICecYwmDev
貼り付け元
いちおうセットリスト。海外でも同じようなラインナップで演奏しているようです。
まあ映像ガッツリ作ってるし、変えるの難しいよなあというドリーム・シアターの
来日公演を観て思った感想。とにかく新生ゴングが楽しかったので、また来て欲しいです。
ちょっとだけカバス・トラビさんたちとも話できたのが嬉しかったです。
とはいえ全然英語判らず会話できなかったので、英語本気で勉強せねばなあ…
(コロナ禍前から言ってる記憶)。
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